支社がいくつかあるような会社に就職すると、転勤などで新しい人が入ってきたりします。時には、とても仲が良かった同僚やとても慕っていた上司が、違う支社に行ってしまうこともあります。転勤で自分と同じ支社に入ってきた人が、同じ立場・もしくは後輩とかであれば、少々自分の苦手とするようなタイプであっても何とかやり過ごすことはできます。そして、何とか努力して距離を縮めることも、苦手意識を払しょくすることもできるかもしれません。しかし、こと上司に関しては、それはなかなか難しい問題だと思います。職場内の人間関係を良くしようと努めてくれるような上司であれば、問題はないかもしれません。それとは逆に、ワンマンぶりを発揮する上司もいます。あまり接することがないのであれば、そこまで気に留める必要がなく、自分自身も不快な思いをすることが少ないかもしれません。しかし、かなり近い距離にいる上司で常に話をする必要がある場合、こんなにつらいことはありません。人が一人入れ替わっただけで、職場の環境はがらりと変わってしまう可能性もあります。それが、自分よりも立場が上の人の場合、特に起こりうることです。だからと言って、その上司が間違いを犯していたとしても、それを本人に話すことのできる人はおそらくいないのではないかと思います。間違っているのに、間違っていると言えないとても理不尽な会社もあるのです。しかし、部下の評価を下すのは素敵であっても最悪であっても上司がします。